平成9年の団地完成30周年を機に、スペイン語で「風」を意味する「ビエント」という愛称が決定し、以降の10年は大きな変革の風が吹きました。平成12年に問屋町まちづくり研究会(現・まちづくり委員会)が発足。高崎問屋街に相応しい街並みを構築するためのルールづくりに取組み、平成16年4月に「高崎問屋町地区計画」が施行されました。これにより地区内に風俗や不要な乱開発施設の進出を食い止めることができました。同年10月には請願新駅「JR高崎問屋町駅」が開業。これを機に、大手企業や大学の移転進出など街の発展が加速します。さらに、人が集い憩う街を目指して、駅開業に合わせて市民対象の大販売会「上州どっと楽市」を開催。以降、年2回開催し、毎回3万人を超える集客で地域活性化に貢献しています。これらの取組みが評価され、国土交通省から「まちづくり月間国土交通大臣表彰」と、日本都市計画協会から「日本まちづくり大賞」をダブル受賞するなど、内外から大きな注目を集めました。